Pendulum Dependence

ペンデュラム依存症患者による気紛れ更新遊戯王ブログ。主に手元のテーマについて垂れ流します。偶に推しの事書くかも。

受け継がれる熱情と有り余る過剰な熱量-リブロマンサー編-

 

 

前置き

火力を求めすぎてオーバーキル気味のJonny.B.Goodです。

今回は海外産の儀式テーマ『リブロマンサー』についてのお話。

特別奇天烈な動きをするテーマではないですが、とあるモンスターを使いたかったがために過剰なまでに火力を盛ることになってしまいました。

では不謹慎で不適切なまでに非常識な火力をご覧ください。

 

 

『リブロマンサー』とは

海外発祥の儀式カテゴリ。

フィールドのモンスターをリリースして儀式召喚することでフルスペックを発揮する儀式モンスターと、実質消費なしで特殊召喚しつつアドバンテージを稼ぐモンスターとで戦う。

ある種正統派な儀式カテゴリではあるが、ほぼ儀式魔法を使用しない等風変わりな面もある。

 

 

デッキレシピ

2《リブロマンサー・ファイアバースト》

2《リブロマンサー・デスブローカー》

2《リブロマンサー・ミスティガール》

2《リブロマンサー・ファイアスターター

2《リブロマンサー・エージェント》

3《リブロマンサー・ファイア》

3《リブロマンサー・マジガール》

3《リブロマンサー・Gボーイ》

3《パラレルエクシード》

3《荒魂》

2《幸魂》

1《リブロマンサー・リライジング》

3《リブロマンサー・ライジング》

1《リブロマンサー・オリジン》

1《サイバネット・リチューアル》

3《儀式の準備》

1《ダブル・アップ・チャンス》

1《リブロマンサー・インターフェア》

1《リブロマンサー・アフェクテッド》

1《リブロマンサー・プリベント》

 

1《エンコード・トーカー》

1《デコード・トーカー・ヒートソウル》

1《サイバース・アクセラレーター》

1《大儺主水》

1《サイバース・ウィッチ》

1《ペンテスタッグ》

1《ピットナイト・アーリィ》

1《スプラッシュ・メイジ》

1《アンダークロックテイカー》

1《I:Pマスカレーナ》

1《リンク・デコーダー》

1《転生炎獣アルミラージ》

1《No.39 希望皇ホープ

1《No.39 希望皇ホープ・ダブル》

1《No.60 刻不知のデュガレス》

 

 

各カード解説

メインデッキ

《リブロマンサー・ファイアバースト》

燃える鉄拳。

デフォルトでモンスターへの2回攻撃ができ、誰かの攻撃宣言のたびに200ずつ攻撃力を自己強化する効果もある生粋のアタッカー。

とは言え自己強化は墓地の『リブロマンサー』儀式モンスターをコストにするうえ倍率も大きくないため乱用はできず、効率的に火力を挙げるなら外付けギミックが良い。

『リブロマンサー』儀式モンスターの共通点として、フィールドのモンスターを使用して儀式召喚していれば効果が解禁(以降「解禁効果」)され、このモンスターの場合は戦闘破壊耐性とダメージ倍化

しかもダメージ倍化は直接攻撃でも適用される火力の鬼。

この手の効果持ちとしては2800という攻撃力は少し物足りないので超火力ギミックを搭載。

 

《リブロマンサー・デスブローカー》

暗殺者。

起動効果で『リブロマンサー』罠をデッキからセットし、戦闘ダメージを与えるとモンスターのデッキバウンスと厄介なヤツ。

しかも解禁効果は直接攻撃であるため問答無用でバウンスしてくる。

攻撃力も2500とダイレクトアタッカーとしては高水準で、それに除去+罠の妨害まで付属するので序盤は優先して呼び出したい。

 

《リブロマンサー・ミスティガール》

希少な無効効果持ち。

特殊召喚時に相手モンスター1体の攻撃力を0にし効果も無効にする。つまりは完全無力化。

《リブロマンサー・マジガール》や《大儺主水》からフリーチェーンで特殊召喚できるので妨害要因にもなる。

攻撃力を0にするので《リブロマンサー・ファイアバースト》で大ダメージを叩き込む補助も可能。

解禁効果は儀式モンスター全体への対象耐性付与

 

《リブロマンサー・ファイアスターター

着火役。

相手が効果を発動する度に攻撃力3000まで200ずつ自己強化していく。

6回で攻撃力3000に達し、解禁効果の効果破壊耐性と除外耐性で小型ながら耐久は高い。

下級サイバース族なのでL素材として扱いやすく、《サイバース・ウイッチ》の蘇生にも対応するため取り回しやすい。

 

《リブロマンサー・エージェント》

サルベージ担当。

『リブロマンサー』の共通効果として手札の儀式モンスターを公開するだけで特殊召喚できる。

固有効果は特殊召喚時の『リブロマンサー』のサルベージ。

カードの種類を問わず回収できるが、魔法罠を回収すると手札1枚をデッキに戻す必要がある。

とは言え今回は2枚ほど引きたくないカードがあるのでそれらをちゃんと機能させられる点でメリットになり得る。

 

《リブロマンサー・ファイア》

サーチ担当その1。

固有効果は特殊召喚時の『リブロマンサー』モンスターのサーチ。

儀式モンスター以外であれば共通効果で即展開可能。

連鎖的にモンスターが増えるので優先して確保したい1枚。

サイバース族であるためL展開にも使いやすい。

 

《リブロマンサー・マジガール》

相手ターン儀式担当。

固有効果は相手ターンでの儀式召喚

相手ターンに有用な効果を持つのは《リブロマンサー・ミスティガール》くらいのものなので優先度は高いわけではないが、あちらの無効及び弱体化効果を実質フリーチェーンで使用できるのは優秀な妨害要員となる。何気にこのカードのみのリリースでレベルを賄える。

今回は秘策に必要な★4要員として3投。

 

《リブロマンサー・Gボーイ》

サーチ担当その2。

固有効果は特殊召喚時の『リブロマンサー』魔法のサーチ。

サーチ先に《リブロマンサー・ライジング》《リブロマンサー・オリジン》が含まれるため、実質『リブロマンサー』モンスター罠のサーチにもなる。

特に《リブロマンサー・ライジング》はキーパーツなので最優先で確保。

 

《パラレルエクシード》

サイバースお手軽★4モンスター。

L召喚するだけでリンク先へ特殊召喚でき、更に同名をリクルートできる。

サイバース族であり☆4になるため各種EXモンスターの素材として扱いやすい。

実質☆4であるものの、手札では☆8なのでいざとなれば儀式召喚のリリースにも充てられる。

 

《荒魂》《幸魂》

お手軽★4コンビ。

《荒魂》から《幸魂》をサーチ、《幸魂》は自身を召喚権不要で召喚できるため、召喚権を余らせることの多い【リブロマンサー】においては《荒魂》からでも双方ほぼいつでも展開できる。

《幸魂》はリリースされれば自身含む墓地のスピリットをサルベージできるので儀式召喚のリリースに使いやすく、上記の通り召喚権要らずでフィールドに出せるため『リブロマンサー』儀式モンスターの効果をフルに引き出せる。

素材としては《荒魂》召喚から★4まで繋げられるだけでなく、どちらも通常召喚で展開し低攻撃力なので《転生炎獣アルミラージ》になれるため実質サイバース族。

 

《リブロマンサー・リライジング》

継承の儀。

『リブロマンサー』専用儀式魔法ではあるが、使用回数に制限のない《リブロマンサー・ライジング》があるため基本使うことはないが、《リブロマンサー・ファイアスターター》をリリースして《リブロマンサー・ファイアバースト》を儀式召喚すると《リブロマンサー・ファイアスターター》の耐性を引き継ぎ、超耐性の高火力アタッカーが爆誕するためピン投入。要はロマン砲

一応、《リブロマンサー・ライジング》はカードの発動がターン1回なので除去を受けたりした場合でも1回の儀式召喚はできるので入れておいて損もないかと。

 

《リブロマンサー・ライジング》

驚異の儀式フィールド魔法。

発動時にフィールドに同名のいない『リブロマンサー』モンスターのサーチができる有能フィールド。

そして何より『リブロマンサー』の儀式召喚効果を内蔵し、その効果に発動回数の制限がない

これにより儀式召喚の消費がアホ程軽減できるためリソースに余裕をもって展開が可能。

とは言え、『リブロマンサー』最大のアドバンテージ源であると同時に明確な弱点でもあるので防御手段は構えておくべき。

 

《リブロマンサー・オリジン》

全体強化魔法。

発動時に『リブロマンサー』魔法罠をデッキからセットできるため、《リブロマンサー・Gボーイ》から罠にアクセスする中継点になる。

そして『リブロマンサー』儀式モンスターの全体強化効果があり、倍率こそレベル×100を大きくはないものの、倍ダメージアタッカーの《リブロマンサー・ファイアバースト》は3500に、除去持ちダイレクトアタッカーの《リブロマンサー・デスブローカー》は3100にと、メインアタッカーが3000超の攻撃力となる。

更には儀式モンスターの特殊召喚をトリガーに魔法罠の破壊効果もあり、攻撃前の露払いにも持ってこい。

《リブロマンサー・ライジング》をセットできるため儀式召喚にもつなげられ、強化、除去も連動していくため《リブロマンサー・Gボーイ》からの中継点にしておくとかなりの戦線強化になる。

 

《サイバネット・リチューアル》

サイバース族専用儀式魔法。

《サイバース・ウィッチ》のサーチ効果用であり、先の《リブロマンサー・リライジング》同様場合によっては《リブロマンサー・ファイアバースト》《リブロマンサー・ファイアスターター》の儀式召喚にも使用することもある。

引いたらさっさと《リブロマンサー・エージェント》で返品しよう。

 

《儀式の準備》

儀式モンスターのサーチカード。

『リブロマンサー』儀式モンスターは全てサーチ範囲に入っているので必要なものを確保しやすい。

一応同時に墓地の儀式魔法のサルベージもあるが、このデッキは儀式魔法の出番が滅多にないのでほぼオマケ。

 

《ダブル・アップ・チャンス》

超火力カード。

使い方は言わずもがな、《No.39 希望皇ホープ》で攻撃を無効にして倍の火力で再攻撃する。

《No.39 希望皇ホープ・ダブル》の効果発動にはデッキになければならないので、引いたらさっさと《リブロマンサー・エージェント》で返品。

 

《リブロマンサー・インターフェア》

無効罠。

『リブロマンサー』儀式モンスターをバウンスして相手の効果発動を無効にし、オマケで手札・墓地から『リブロマンサー』を特殊召喚できる。

主にこのカードにアクセスできる《リブロマンサー・デスブローカー》をバウンスして墓地から《リブロマンサー・ファイア》を蘇生してサーチに繋ぐ。

 

《リブロマンサー・アフェクテッド》

コントロール奪取罠。

自分の『リブロマンサー』モンスターをバウンスして相手モンスターのコントロールを永続的に奪う。

永続的とは言うものの、儀式モンスター以外をバウンスするとエンドフェイズに奪ったモンスターは手札に戻ってしまうが、儀式モンスターをバウンスすればその分重くなるため、ターン中の奪取と割り切って《リブロマンサー・ファイア》辺りを再利用ついでに使うくらいでも十分仕事はする。

 

《リブロマンサー・プリベント》

捕縛罠。

『リブロマンサー』モンスターが存在する場合に相手モンスター1体の素材利用を封じる。

他の『リブロマンサー』罠に比べると影響力は小さいことが多いものの、フリーチェーンなので名称指定の融合素材等に対しては良く刺さり、そうでなくとも追加で1体分の展開リソースを消費させられる。

このカードのみデメリットとして『リブロマンサー』儀式モンスターがいないエンドフェイズに自壊するものの、そこまで維持に執着せず、必要とあらば《リブロマンサー・エージェント》で回収するのが良いか。

維持できるなら維持するに越したことはないが。

 

エクストラデッキ

エンコード・トーカー》

サイバースの秘密兵器。

素材はサイバース族指定があるためひと工夫必要なものの、《サイバース・ウィッチ》から容易にL召喚可能。

肝心の効果は、自身のリンク先のモンスターがより強い相手と戦闘する時にその戦闘被害の一切を防ぎ、その相手の攻撃力を自身かそのリンク先のモンスターに上乗せするもの。

雑に言ってしまうと少々手間のかかる《オネスト》のようなものなのだが、今回は超火力ギミックの中核に組み込みました。詳細は後述。

 

《デコード・トーカー・ヒートソウル》

序盤のリソース源。

素材指定はサイバース族且つ属性が異なる必要があるものの、モンスター2体から出せる闇属性の《I:Pマスカレーナ》と炎属性の《リブロマンサー・ファイア》でクリアできる。

役目としては《I:Pマスカレーナ》で効果破壊耐性を付与して戦闘受けしつつドロー効果で手札を稼ぐこと。

 

《サイバース・アクセラレーター》

外付けブースター。

素材指定ガバガバなサイバース族で、自身の攻撃を放棄する代わりにリンク先のサイバース族の攻撃力を2000上げるか2回攻撃の付与ができる。

《リブロマンサー・ファイア》でさえ攻撃力3800に到達し、相手の高火力モンスターに殴り勝つことも可能。

最も有効に働くのは《リブロマンサー・ファイアバースト》に対する強化で、あちらのダメージ倍化と2回攻撃で一気にLPを消し飛ばせる。

 

《大儺主水》

儀式の御供。

特殊召喚時のデッキバウンスと相手ターンに儀式モンスターの蘇生が可能。

デッキバウンスは墓地の儀式モンスターをデッキに戻す必要があるが、サルベージや蘇生よりもサーチの方が容易なので対して墓地リソースの消費は気にならない。

蘇生効果も《リブロマンサー・ミスティガール》の無効と弱体化効果のトリガーになる。

 

《サイバース・ウィッチ》

サイバースの儀式サポート。

リンク先への特殊召喚をトリガーにサイバース族儀式モンスターと《サイバネット・リチューアル》のサーチが可能。

『リブロマンサー』にはサイバース族儀式モンスターが2種いるため有用なサーチ手段になるうえで《リブロマンサー・エージェント》でデッキに戻してもかまわない手札も確保できる。

更にサーチ効果使用後は下級サイバース族の蘇生もでき、こちらには《リブロマンサー・ファイア》だけでなく《リブロマンサー・ファイアスターター》も対応するため《リブロマンサー・リライジング》の準備も可能。

そうでなくともサイバース族Lモンスターへの足掛かりにもなる。

ただし全ての起点であるサーチ効果のコストに墓地の魔法が必要なのでさっさと《儀式の準備》を使うか2枚目の《リブロマンサー・ライジング》に張替えなどしておきたい。

 

《ペンテスタッグ》

貫通虫。虫だがサイバース族。

リンク状態の自分モンスター全てに貫通を付与する。

勿論これで《リブロマンサー・ファイアバースト》が凶悪になる。

 

《ピットナイト・アーリィ》

魔女の親戚。

素材指定の緩いサイバース族Lモンスターで、リンク先のモンスターの効果発動をトリガーにモンスターの効果無効と攻撃力を0にする。トリガー違うだけで要はやってること《リブロマンサー・ミスティガール》と同じ。

破壊されてもエンドフェイズに自己蘇生できるサイバース族のため、素材要員としても優秀。

 

《スプラッシュ・メイジ》

サイバースお馴染みの中継点。

サイバース族の蘇生効果によりL3に繋げられる。

効果使用後はサイバース族しか特殊召喚できなくなるので手順は要注意。

 

《アンダークロックテイカー》

弱体化マシーン。

リンク先の攻撃力分単体弱体化が可能なので《リブロマンサー・ファイアバースト》が以下略。

 

《I:Pマスカレーナ》

加護持ちの素材要員。

基本は《デコード・トーカー・ヒートソウル》の素材ではあるが、《大儺主水》を相手ターンにL召喚することでデッキバウンスを実質フリーチェーン化することもできる。

 

《リンク・デコーダー》

小さいことが仕事。

下級サイバース族1体でL召喚でき、攻撃力2300以上のサイバース族のL素材となると自己蘇生する小型サイバース族。

専ら《エンコード・トーカー》の相棒。

 

《転生炎獣アルミラージ》

お手軽サイバース族Lモンスター。

素材指定が通常召喚した攻撃力1000以下のモンスターと少々特殊だが、《荒魂》《幸魂》がクリアできる。

それらをサイバース族に変換するのが主な役目。

一応自身をコストに効果破壊耐性を他のモンスターに付与することもできる。

 

《No.39 希望皇ホープ》《No.39 希望皇ホープ・ダブル》

超火力★4セット。

《No.39 希望皇ホープ・ダブル》の効果で《ダブル・アップ・チャンス》をサーチしつつ攻撃力5000の《No.39 希望皇ホープ》を作り出し、《No.39 希望皇ホープ》と《ダブル・アップ・チャンス》で攻撃力10000での一撃が可能。

それだけでも下手するとゲームエンドに至ることもあるが、今回は更に馬鹿げた火力の追及を…

 

《No.60 刻不知のデュガレス》

器用な★4。

使用する効果によって次の自分ターンの指定フェイズをスキップする大きなデメリットはあるものの、手札交換&増強、完全蘇生、攻撃力倍化とやれることが多い。

今回は特に攻撃力倍化目的で採用。

 

 

デッキギミック

連続展開からの儀式召喚

リブロマンサーの強みは連鎖する特殊召喚

《リブロマンサー・ファイア》《リブロマンサー・Gボーイ》から一気に主力となる『リブロマンサー』を展開し、儀式召喚まで繋いでいけるので安定して戦線を組み上げていけます。

また、何故か《リブロマンサー・ライジング》の儀式召喚効果に回数制限がないので儀式魔法分の消費を無かったことにしてしまえるのもイカレたポイント。

『リブロマンサー』の共通効果での展開も手札公開だけで済むため消費はなく、消耗の少なさでは儀式テーマ随一といってもいいでしょう。

そして『リブロマンサー』儀式モンスターはフィールドのモンスターを使用して儀式召喚しないとスペックが制限されます。

なのでとにかくフィールドにモンスターを出力することを優先していくことが不可欠です。

 

序盤は罠、そしていきなりの鉄拳

【リブロマンサー】の戦い方としては、初手は罠を構えて相手の足を止め、隙ができたら《リブロマンサー・ファイアバースト》で一気にLPを消し飛ばす、というのが定番化と思います。

なので序盤は《リブロマンサー・デスブローカー》へのアクセスを優先し、その裏で『リブロマンサー』のサイバース族を搔き集めておき、時が来たら発火します。

カテゴリとして基本的に召喚権不要で動けるため外部ギミックも機能させやすく、今回はサイバース族やスピリットでの戦線強化を仕込んでいます。

 

{(2800+X)×2-X}×2 > LP

今回の過剰火力ギミック。

結論を書くと、《リブロマンサー・ファイアバースト》の攻撃対象の攻撃力の2倍+11200以上のLPがない相手を確実に仕留めるギミックです。これぞ過剰火力。

ギミックのキーパーツとなるのは《エンコード・トーカー》と《No.39 希望皇ホープ・ダブル》。

今回の【リブロマンサー】はサイバース族のL召喚と★4に厚く振っているのでこれら2体を並べるのもそこまで無理はありません。

 

ではギミックの全貌を。

 

フィールドの状態は次の通り。

EXモンスターゾーンに《エンコード・トーカー》、そのリンク先に《リブロマンサー・ファイアバースト》と《No.39 希望皇ホープ・ダブル》が並んだ状態です。

まずは《No.39 希望皇ホープ・ダブル》で相手の最も攻撃力の高いモンスターに攻撃し、《エンコード・トーカー》の効果を発動。ダメージと戦闘破壊を防ぎ、相手の攻撃力分リンク先の《リブロマンサー・ファイアバースト》の攻撃力を増大させます。

その後《No.39 希望皇ホープ・ダブル》の効果を発動し、《ダブル・アップ・チャンス》をサーチしつつ《No.39 希望皇ホープ》をX召喚。

《リブロマンサー・ファイアバースト》で攻撃し、それを《No.39 希望皇ホープ》で無効に。

攻撃が無効になったので《ダブル・アップ・チャンス》を発動しその効果によって《リブロマンサー・ファイアバースト》が再度攻撃。

この2度目の攻撃の際にはダメージステップ中攻撃力が倍になるため、《エンコード・トーカー》の強化を受けた《リブロマンサー・ファイアバースト》の攻撃力は爆発的に上昇します。

その爆発した攻撃力から生み出される戦闘ダメージは《リブロマンサー・ファイアバースト》の効果で更に倍に。

結果として、《リブロマンサー・ファイアバースト》の攻撃対象の攻撃力の2倍+11200のダメージが発生するわけです。(攻撃力最大の相手に攻撃した場合)

 

このギミックの前にはもはや相手の攻撃力など関係なく、たとえ攻撃力1000000のモンスターがいようともこちらは2005600の攻撃力になり、ダメージは2011200というオーバーキルが可能です。寧ろ相手の火力が高いほどダメージが多くなります。

しかもこれ、《リブロマンサー・ファイアバースト》自身の2回攻撃と併用もできるため、《エンコード・トーカー》で強化した後に1度攻撃(当然高火力でのダメージ倍化)、2回目の攻撃を無効にして《ダブル・アップ・チャンス》からの超火力倍化攻撃なんて恐ろしいこともできます。(1回目の攻撃を無効にするとその後2回は攻撃できないので注意。)

更にお忘れでしょうが、直接攻撃不可とは言え攻撃力5000の《No.39 希望皇ホープ》、攻撃力2300の《エンコード・トーカー》の攻撃も残っています。もう霞んで見える攻撃力ですが。

また、《No.39 希望皇ホープ・ダブル》は攻撃力0であるため《エンコード・トーカー》の効果トリガーとして最適なのですが、場合によっては★4が組めず《エンコード・トーカー》しかいないこともあります。

その場合でも《エンコード・トーカー》の素材に攻撃力300の《リンク・デコーダー》を使用することで《リンク・デコーダー》をリンク先に蘇生させてトリガーとなる攻撃を敢行、その後は強化した《リブロマンサー・ファイアバースト》で2回攻撃という形で一歩劣るものの十分な過剰火力を叩き出すこともできます。

結局全ては《リブロマンサー・ファイアバースト》に帰結するのだッ…!

 

 

後書き

以上が《エンコード・トーカー》を使いたかっただけなのに過剰に火力を盛る羽目になった【リブロマンサー】でした。

まぁ相手がやたら回復するようなことでもなければ一撃確殺の超火力が出てしまうトンデモギミックデッキになってしまいました。

火力は正義!

 

 

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