前置き
タイトル詐欺です。Jonny.B.Goodです。今回は融合しません。
今回は植物族カテゴリ『アロマ』です。《アロマポット》「え、植物?」
回復やLPを重視する珍しいカテゴリの紹介になります。
CHIM発売一月程前に新規イラストが判明して詳細が公開されるまで『アロマ』に飢えるくらい気に入ってるテーマです。
アロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマアロマ
— Jonny.B.Good @ RosenQuarz (@IA_addiction) 2019年6月17日
何だコイツ…
『アロマ』とは
植物族のカテゴリであり、S召喚を扱える。
モンスターの多くがLPが相手より多いときに適用される永続効果と、LP回復時に発動する強制効果を持つ。
LPの回復性能は群を抜いており、瀕死のLPからでも初期値近くまで回復することもある。
デッキレシピ
1《アロマージ-ベルガモット》
2《アロマージ-マジョラム》
3《アロマージ-ローズマリー》
2《アロマージ-カナンガ》
3《アロマージ-ジャスミン》
3《アロマージ-ローリエ》
3《アロマセラフィ-アンゼリカ》
1《ローンファイア・ブロッサム》
3《イービル・ソーン》
1《スポーア》
1《エンジェル・トランぺッター》
3《儚無みずき》
3《アロマガーデン》
3《アロマガーデニング》
1《テラ・フォーミング》
2《潤いの風》
2《渇きの風》
3《恵みの風》
3《アロマセラフィ-ジャスミン》
2《アロマセラフィ-ローズマリー》
2《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》
1《ブラック・ローズ・ドラゴン》
1《月華竜 ブラック・ローズ》
1《サイバース・クアンタム・ドラゴン》
1《天威の龍鬼神》
1《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》
1《炎斬機マグマ》
1《炎斬機ファイナルシグマ》
1《捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ》
2《サボウ・クローザー》
2《DDD反骨王レオニダス》
2《ツインツイスター》
3《捕食計画》
3《バイバイダメージ》
2《宮廷のしきたり》
各カード解説
『アロマ』は①:LP優勢時の効果、②:LP回復時の効果で記述します。
メインデッキ
《アロマージ-ベルガモット》
①:植物全貫通。
②:1000の自己強化。
現代では貫通はあまり役立つ場面は多くないものの、②は非常に強力。
《アロマガーデン》と併用で3900打点となり、強化は《アロマガーデン》共々相手ターン終了時までなので相手ターンでも回復できればさらに1000上がる。つまり4900。
墓地にいても《アロマセラフィ-アンゼリカ》での回復元として有用。
《アロマージ-マジョラム》
①:自分の植物が戦闘ダメージを受けない。
②:『アロマ』の数まで墓地除外。
さらに、植物の戦闘破壊時に手札からSSし、500回復する。
①は『アロマ』の効果適用維持が楽になる。
②は状況次第で大量除外が望めるので追い打ちになる。
自己SS後の回復でも②は起動するため奇襲性もある。
《アロマージ-ローズマリー》
①:植物攻撃時に相手のモンスター効果発動封じ。
②:表示形式変更。
①は殴り込む際の保険となり、②は防御として機能する。《アロマージ-ジャスミン》を寝かせる子守役。
②は強制効果なので初手で召喚し《アロマガーデン》起動なんてするとそのまま寝てしまう困った子でもある。
《アロマージ-カナンガ》
①:500の全体弱体化。
②:相手の魔法罠のバウンス。
①により1900打点相当となり、②で攻め込む際の障害を排除できる。
《ダンディライオン》現役時代は《サイコウィールダー》等と《メリアスの木霊》になる役目もあったが、今はその任を解かれ隠居気味。
《アロマージ-ジャスミン》
①:同名以外の植物召喚権追加。
②:1ドロー。
『アロマ』展開の要。維持すると毎ターン手札を補充する上、名称ターン1はないので並ぶだけ引ける。《アロマガーデン》下では守備2400となるため意外と硬い。
《アロマージ-ローリエ》
①:手札からSS。
②:植物のチューナー化。
さらに墓地へ送られると500回復。
『アロマ』展開の要その2。《アロマセラフィ-ジャスミン》でリリースすることでリクルートした『アロマ』の効果を即起動させられる。
②により様々なレベルのチューナーを生成できる。
『アロマ』の中で下準備無しに能動的に回復できるのでよく働く。《アロマポット》「え?」
《アロマセラフィ-アンゼリカ》
手札から捨て、墓地の『アロマ』1体の打点分フリーチェーンで回復できる。相手ターンでの能動的回復手段の1つ。しかも回復量がデカい。MAX2400。
LP優勢時に墓地から自己蘇生できるチューナーでもあるので使い勝手が良い。てか《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》と相性が良すぎる。
《ローンファイア・ブロッサム》
植物リクルーター。
《イービル・ソーン》
増える植物。
バーンでLP差作りつつ《アロマセラフィ-ジャスミン》に繋がる。LP差が生まれるので《アロマージ-ローリエ》のSS条件を満たせる。
《スポーア》
レベル変動付き自己蘇生チューナー。
《アロマージ-マジョラム》とで《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》を立て、《アロマージ-マジョラム》をコストに蘇生すると《炎斬機ファイナルシグマ》にも繋げられる。ネタの域を出ない。
《エンジェル・トランぺッター》
植物バニラ☆4チューナー。
《アロマージ-ジャスミン》とで☆6Sになれる植物☆4チューナーがこれだけだった。寧ろ奇跡的に居た。
《儚無みずき》
LP優勢を維持することが重要なので採用。打つタイミング間違えるとLPが半分消し飛ぶので慎重に。L召喚の牽制なんかで投げると最悪LPが爆ぜる。
時にはチューナーとして仕事をしてもらうことも。
《アロマガーデン》
『アロマ』がいるとき500回復し、500の全体強化。強化は相手ターン終了時までと長め。しかも除去されても強化は持続。回復後の後続も強化。
主な『アロマ』の起爆剤。
『アロマ』が破壊されても1000回復するので相手ターンでも他の『アロマ』が誘発する。
《アロマガーデニング》
『アロマ』召喚時に1000回復し、LP劣勢時の相手攻撃宣言時にデッキから『アロマ』をリクルート。
回復値は1000と大きく、《アロマガーデン》に次ぐ初手から条件なく使える回復札。
リクルートに反応して回復できるので出てきた《アロマージ-ベルガモット》が3900になれる。
リクルートは盤面の状況は無関係なので《アロマセラフィ-ジャスミン》の耐性を取り戻しつつリンク先に展開もできる。その場合は《アロマージ-マジョラム》が優先。
《恵みの風》と並ぶと、蘇生を実質ノーコストで使えるどころか蘇生した『アロマ』の効果も起動する。
《テラ・フォーミング》
《アロマガーデン》4枚目。
《潤いの風》
1000LP払って『アロマ』のサーチ。
《アロマセラフィ-ジャスミン》のサーチ先がこのサーチ先を内包しているので風の中では優先度は低め。《アロマセラフィ-ジャスミン》に勝る点は《アロマポット》をサーチできることくらい。だがデッキにいない。
LP劣勢時の500回復は地味に効く。これによりLP差が小さければサーチコストは実質500となり、『アロマ』の効果も起動する。
《渇きの風》
回復時に相手モンスターを破壊する。《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》と並ぶと1度の回復であちらと合わせて2枚除去ができる。
LP優勢時にLPの差分をコストに複数除去ができるが、LPの都合上最終手段。
《恵みの風》
手札の植物を捨てる、墓地の植物をデッキに戻すのどちらかで500回復するか、1000払って墓地の『アロマ』を蘇生する永続罠。
回復札かつ蘇生札なので最優先で持っておきたい1枚。蘇生は対象を取らないのもよし。
エクストラデッキ
《アロマセラフィ-ジャスミン》
①:自身およびリンク先の植物に戦闘破壊耐性付与。
②:植物サーチ。
さらに、リンク先をリリースして植物を守備でリクルート。
①により場持ちはよく、②は『アロマ』指定ではなく植物指定なので対応範囲がやたらと広い。《アロマポット》「え、岩石なんですけど…」
リンク先のモンスターが疑似《ローンファイア・ブロッサム》になり、『アロマ』はレベルが分散しているためSのためのレベル調整にもなる。
デッキコンセプトの都合上、長期戦になることが多いので3枚。
《アロマセラフィ-ローズマリー》
①:植物全体強化。
②:相手場1枚の無効化。
①により☆5Sで2500打点、ガーデン併用で3000打点となる。
②も十分強力なのだが、回復をトリガーとする関係上狙ったタイミングから1テンポ遅れる。そのため、召喚誘発などには対応できない。強制効果なので特殊召喚誘発持ちのSS効果にチェーンしてもこちらが先にチェーンを組むため間に合わない。主に永続効果や発動タイミングの限定された効果への対応になる。
初代『アロマ』Sだが、主に打点補強目的の登場が多い印象。
《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》
①:植物全体に対象耐性付与。
②:1枚破壊。
さらに、S召喚時に《潤いの風》《渇きの風》《恵みの風》をサーチする。
《アロマセラフィ-ジャスミン》《アロマージ-マジョラム》と共に並ぶと戦闘破壊されず戦闘ダメージも受けず対象にならない強固な布陣になる。
サーチ効果により潤い恵みを確保できるので①の起動も容易。
最優先で立てたいS。
《ブラック・ローズ・ドラゴン》
全体除去。
《アロマセラフィ-ローズマリー》で寝かせた相手を起こして叩くことも可能。自分、汎用札をフルスペックで使うの好きよね。
《月華竜 ブラック・ローズ》
バウンス。《ブラック・ローズ・ドラゴン》と使い分けでき、破壊耐性に強い。味方も巻き込まない。
『ローズ』での仲間入りおめでとう。
ダメ押しの一撃。寧ろオーバーキル。
LP優勢時にLPの差分打点が上がる。逆に劣勢時は下がるので使わない。
チューナーに光指定があるが、《アロマセラフィ-アンゼリカ》が光なので出し辛いことはない。《アロマージ-ローリエ》で《アロマージ-ジャスミン》をチューナーにしてもいい。
自己蘇生?あったねそんなの。
《サイバース・クアンタム・ドラゴン》
汎用☆7S。攻撃の手間は要るが、対象を取らないバウンス(+連撃)なので《月華竜 ブラック・ローズ》との差別化も可能。
《天威の龍鬼神》
汎用☆8S。攻撃性能、妨害性能共に高い。が、☆8Sまで使うことは稀。
《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》
汎用アクセルS。自己蘇生できるチューナー多いので出しやすい。
スペックは言うまでもなし。
《炎斬機マグマ》
汎用☆8S。《アロマガーデン》下で3000打点の戦闘破壊時2枚除去。
《炎斬機ファイナルシグマ》
もはやネタ枠。大抵指定席には《アロマセラフィ-ジャスミン》が居座っている上、縛りはないとはいえレベル調整が難しい。
いざとなれば指定席でビートするしかないことも?
サイドデッキ
《捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ》
『壊獣』。《捕食計画》から落として相手を食らう。
除外デメリットもないので捕食カウンターがあれば毎ターン相手を食らう。
しかもただの召喚条件なので、《捕食計画》発動または処理直後に墓地除外くらいでしか対応できない。
《サボウ・クローザー》
SSロック。自身はSSできないが、《アロマージ-ジャスミン》による追加召喚権があるので運用は簡単。鬼のロックは後ほど解説。
《DDD反骨王レオニダス》
バーンメタ。バーントリガーのSSでは回復で損失を取り戻してくれるので『アロマ』のトリガーになる。
《ツインツイスター》
《アロマージ-ベルガモット》を切りつつバックに触れる。
《捕食計画》
捕食カウンターを撒き、《捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ》で食う。
コストでデッキから《捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ》を落とす必要があるが、《捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ》1枚を恵みで使い回せば2枚目以降も発動可能。
捕食カウンターの置かれたモンスターは☆1になるので、SやXの妨害にもなる。自軍にも捕食カウンターを置くのでこちらのSの展開にも支障が出かねないのでタイミングには注意。
《バイバイダメージ》
自分の戦闘ダメージを倍にして相手に与える。
基本的にLPは優勢を保つので止めにもなりえる。
劣勢時でも相手の方がダメージは多いのでLPの巻き返しとしても使える。ただし、相手の攻撃に限るので過信は禁物。
《宮廷のしきたり》
《潤いの風》《渇きの風》《恵みの風》を守る。特に《恵みの風》の維持は重要。
デッキギミック
《アロマージ-ローリエ》+《イービル・ソーン》は無限の可能性
このデッキの理想の初手は《アロマージ-ローリエ》+《イービル・ソーン》。無限の可能性。
この2枚から手札消費0枚で《アロマセラフィ-ジャスミン》+《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》+《恵みの風》の盤面ができます。
手札消費1枚でさらに+《アロマージ-マジョラム》が作れます。こちらだと物理突破はまず不可能です。強い。
手札消費0枚で《アロマセラフィ-ジャスミン》+《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》+《恵みの風》
以下手札消費0枚で《アロマセラフィ-ジャスミン》+《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》+《恵みの風》の手順。
- 《イービル・ソーン》NS、効果で300バーンと《イービル・ソーン》×2SS。
- 《イービル・ソーン》2体で《アロマセラフィ-ジャスミン》SS。
- 《アロマセラフィ-ジャスミン》のリンク先に《アロマージ-ローリエ》SS。
- 《アロマセラフィ-ジャスミン》の効果で《アロマージ-ローリエ》をリリースし《アロマージ-ジャスミン》SS。
- 《アロマージ-ローリエ》の効果で500回復。
- 《アロマージ-ジャスミン》《アロマセラフィ-ジャスミン》効果起動、1ドロ―と《エンジェル・トランぺッター》をサーチ。
- 《アロマージ-ジャスミン》の追加召喚権で《エンジェル・トランぺッター》をNS。
- 《エンジェル・トランぺッター》+《アロマージ-ジャスミン》で《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》SS、《恵みの風》サーチ。
この展開で初手に引いてはならないのは《イービル・ソーン》の2枚目以降のみで、手順を見ればわかる通り《エンジェル・トランぺッター》素引きも問題ありません。《エンジェル・トランぺッター》素引きしたら適当な植物をサーチすればいいだけです。
初手2枚スタートから1ドロ―と《恵みの風》サーチで手札収支±0です。
手札消費1枚で《アロマセラフィ-ジャスミン》+《アロマージ-ジャスミン》+《サボウ・クローザー》の特殊召喚封じ
この展開の派生として、《サボウ・クローザー》によるSSロックが可能です。
- 《イービル・ソーン》NS、効果で300バーンと《イービル・ソーン》×2SS。
- 《イービル・ソーン》2体で《アロマセラフィ-ジャスミン》SS。
- 《アロマセラフィ-ジャスミン》のリンク先に《アロマージ-ローリエ》SS。
- 《アロマセラフィ-ジャスミン》の効果で《アロマージ-ローリエ》をリリースし《アロマージ-ジャスミン》SS。
- 《アロマージ-ローリエ》の効果で500回復。
- 《アロマージ-ジャスミン》《アロマセラフィ-ジャスミン》効果起動、1ドロ―と《サボウ・クローザ-》をサーチ。
- 《アロマージ-ジャスミン》の追加召喚権で《サボウ・クローザ-》を《アロマセラフィ-ジャスミン》のリンク先にNS。
6の効果起動までは同一です。
手札収支は-1となりますが、これで《サボウ・クローザ-》+植物が並び、SSロックがかかります。《アロマセラフィ-ジャスミン》により戦闘破壊耐性を得られるので(安心できるほどではありませんが)突破されにくくなり、これでも初手3枚+《アロマージ-ジャスミン》のドロー分1枚はフリーなので《アロマガーデン》があるとさらに強固になります。
《アロマージ-ジャスミン》は守備表示でリクルートされるため低攻撃力を晒さずに済み、ここからダメージを受けて耐性を失うこともまずありません。
ターンが返ってきてロックを解きたいのであれば回復から《アロマセラフィ-ジャスミン》で《アロマージ-ベルガモット》《アロマージ-マジョラム》をサーチし、アドバンス召喚でリリースできるので簡単です。《アロマージ-ジャスミン》のドローも加わり、通常ドローと合わせ手札が3枚増えます。
手札消費1枚で《アロマセラフィ-ジャスミン》+《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》+《アロマージ-マジョラム》+《恵みの風》
以下手札消費1枚でさらに+《アロマージ-マジョラム》の手順。
- 《イービル・ソーン》NS、効果で300バーンと《イービル・ソーン》×2SS。
- 《イービル・ソーン》2体で《アロマセラフィ-ジャスミン》SS。
- 《アロマセラフィ-ジャスミン》のリンク先に《アロマージ-ローリエ》SS。
- 《アロマセラフィ-ジャスミン》の効果で《アロマージ-ローリエ》をリリースし《アロマージ-マジョラム》SS。
- 《アロマージ-ローリエ》の効果で500回復。
- 《アロマセラフィ-ジャスミン》《アロマージ-マジョラム》効果起動、《アロマセラフィ-アンゼリカ》をサーチ。
- 《アロマセラフィ-アンゼリカ》効果対象《アロマージ-ローリエ》で800回復。
- 《アロマセラフィ-アンゼリカ》効果で自己蘇生。
- 《アロマセラフィ-アンゼリカ》+《アロマージ-マジョラム》で《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》SS、《恵みの風》サーチ。
- 次ターン、《恵みの風》で《アロマージ-マジョラム》を《アロマセラフィ-ジャスミン》のリンク先にSS。
こちらも6の効果起動までは同一です。
《アロマージ-ジャスミン》が噛まない分1ドロ―がないため手札収支は-1ですが、戦闘破壊されず、戦闘ダメージを受けず、効果対象にならない布陣が完成します。
《アロマージ-マジョラム》の蘇生はバトルフェイズに入ってからで問題ないので、《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》が破壊されたなどという場合にはそちらの蘇生に《恵みの風》を回した方がいいかもしれません。
『アロマ』の回復ループ
場に《アロマセラフィ-ジャスミン》と恵み、墓地に『アロマ』と《アロマセラフィ-アンゼリカ》を揃えると、毎ターン回復ループが可能です。
- 《恵みの風》で《アロマセラフィ-アンゼリカ》を対象にデッキに戻して500回復。
- 《アロマセラフィ-ジャスミン》効果で《アロマセラフィ-アンゼリカ》をサーチ。
- 《アロマセラフィ-アンゼリカ》効果で墓地の『アロマ』の攻撃力分回復し墓地へ。
- 以下毎ターンループ。
このループだけで毎ターン最大2900の回復が可能です。(墓地に《アロマージ-ベルガモット》がある場合)
このループの応用で、《アロマセラフィ-アンゼリカ》を《ローンファイア・ブロッサム》にすると毎ターン《ローンファイア・ブロッサム》をデッキ経由でサルベージできます。
悲しき性
回復能力はずば抜けているので多少のLP劣勢であれば巻き返すのはそう難しくありません。事実、対【F.A.】にて300対7700から逆転勝ちしたこともあります。
そんな【アロマ】ですが、意外な弱点があります。相手が初手で打つ《成金ゴブリン》です。
強制的に回復させられ、『アロマ』の回復時の強制効果が暴発します。
《アロマージ-ジャスミン》や《アロマセラフィ-ジャスミン》《アロマージ-ベルガモット》は大した痛手にはならないどころかほとんどの場合プラスになりますが、《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》等の盤面に触る『アロマ』の暴発は大損害です。
とはいえあまりある事態ではないので打たれたら不運と諦めましょう。
不採用ギミック
【アロマ】の構築にあたって、不採用となったギミックも一応紹介します。
1.『/バスター』ギミック
S立てる場合の最近の流行りですが、初手事故がどうしようもないので不採用。
《サイキック・リフレクター》1枚で始まるのはいいのですが、《バスター・モード》まで引いたら事実手札2枚腐るのは勘弁。《バスター・モード》2枚目に割く枠も惜しかった。
2.『捕食植物』ギミック
《アロマセラフィ-ジャスミン》に行く有名パーツですが、《捕食植物ダーリング・コブラ》で持ってくる融合がどうにも。
『アロマ』として動かしたいので《簡易融合》はライフコストが噛み合わず、《ブリリアント・フュージョン》は『ジェムナイト』が事故札になる上《ジェムナイト・セラフィ》と《アロマージ-ジャスミン》の役目が丸被りでどちらかしか適用できないのでボツ。使えそうなのは《超融合》くらいですが見えてると弱いかなと。
《捕食植物ダーリング・コブラ》素引きは事故ですがまだ植物である分、他よりはマシですけど。
後書き
そんなこんなで純構築の【アロマ】です。『アロマ』がちゃんと『アロマ』として動いて『アロマ』で戦える上、費用的にも手頃なのでもっと増えろ。