前置き
レアコレで主義崩壊しましたJonny.B.Goodです。EX見ればわかります。
此度は環境上位、【オルターガイスト】です。
しかしまぁこじらせちゃって変なものになってます。ですのでこれから【オルターガイスト】触ろうって人にはほぼ参考にならないので、そういう人は余所行ってくださいませ。 読んでもらっても構いませんが。
『オルターガイスト』とは
魔法使い族と罠のカテゴリ。
高い妨害性能を罠でさらに高める。
比較的低速デッキだったが最近は展開力も強化されている。
デッキレシピ
1《オルターガイスト・クンティエリ》
3《オルターガイスト・マリオネッター》
3《オルターガイスト・フィジアラート》
1《オルターガイスト・マルチフェイカー》
3《オルターガイスト・シルキタス》
1《オルターガイスト・フィフィネラグ》
2《オルターガイスト・メリュシーク》
3《オルターガイスト・プークエリ》
1《神樹のパラディオン》
3《クリッター》
2《王家の神殿》
3《オルターガイスト・プロトコル》
1《オルターガイスト・エミュレルフ》
2《オルターガイスト・マテリアゼーション》
2《パーソナル・スプーフィング》
3《無限泡影》
3《墓穴ホール》
3《大捕り物》
1《オルターガイスト・メモリーガント》
2《オルターガイスト・プライムバンシー》
3《オルターガイスト・へクスティア》
1《オルターガイスト・キードゥルガー》
1《オルターガイスト・ドラッグウィリオン》
1《神聖魔皇后セレーネ》
1《水晶機巧－ハリファイバー》
1《リンクロス》
1《サクリファイス・アニマ》
2《転生炎獣アルミラージ》
1《リンクリボー》
3《壊星壊獣ジズキエル》
1《ハーピィの羽根帚》
1《王家の神殿》
3《コズミック・サイクロン》
2《魔法族の里》
2《スキルドレイン》
3《群雄割拠》
各カード解説
メインデッキ
《オルターガイスト・クンティエリ》
『オルターガイスト』の白き盾。
《オルターガイスト・メリュシーク》や《パーソナル・スプーフィング》でサーチして相手ターンの安全確保に回る。
《オルターガイスト・マリオネッター》
参謀。召喚時『オルターガイスト』罠セットは単純に強い。召喚権はなるべくこちらへ。
直接セットなのでサーチメタも効かない。
蘇生効果もあるので使い勝手は最上級。
《オルターガイスト・フィジアラート》
リンクを洗脳しちゃう怪しい子。
個人的に無理矢理にでも使ってあげたくなる可愛い子。
何とかして使ってやりたいがために狂気の3投。
《オルターガイスト・マルチフェイカー》
展開の要。
コイツの早期確保が最重要。
《オルターガイスト・シルキタス》
何でもバウンスする妨害係。
2枚採用多く見かけるけど3でもいいと思うよ。
罠のサルベージも強い。《オルターガイスト・マテリアリゼーション》とで毎ターン1枚拾っちゃうし、セットで実質ノーコスト自己蘇生にもなる。
《オルターガイスト・フィフィネラグ》
チューナー。
『オルターガイスト』に手を出すならまず俺からやりなという対象制限持ち。
最近《水晶機巧－ハリファイバー》とでいいことできると気付いた。
《オルターガイスト・メリュシーク》
ダイレクト除去サーチャー。
攻撃力を除いて強いことしか書かれてない。
《オルターガイスト・プークエリ》
手札リンク。
こっちも強いことしか書かれてない。
《神樹のパラディオン》
《水晶機巧－ハリファイバー》になるためのチューナー。
自己SSは有能。
《クリッター》
《転生炎獣アルミラージ》に変換して《オルターガイスト・マルチフェイカー》《神樹のパラディオン》を持ってくるのが仕事。
《王家の神殿》
ターン1で罠が即打ちできるパワーカード。
手札次第では先攻ですぐさま《オルターガイスト・マルチフェイカー》の効果を使えたりもする。
《オルターガイスト・メリュシーク》や《クリッター》のサーチから始めるにも《墓穴ホール》を待機させることもできて手札誘発にも多少強くなれる。
《オルターガイスト・プロトコル》
お前は止めるが俺のは通すという我儘の具現。
とりあえず考えなしに持ってきてもいい1枚。
裁定については難しいので下記参照。
《オルターガイスト・エミュレルフ》
罠モンスター。
《王家の神殿》下では《オルターガイスト・マリオネッター》でセットすることで疑似リクルートにもなる。
他の『オルターガイスト』罠に対象耐性・効果破壊耐性を付与するオマケつき。
☆4なので《オルターガイスト・ドラッグウィリオン》のS素材にもなれる。
《オルターガイスト・マテリアリゼーション》
蘇生罠。《オルターガイスト・シルキタス》で使い回せるし《オルターガイスト・マリオネッター》でセット可能。強い。
《オルターガイスト・シルキタス》とのバウンスコンボで完全蘇生。
《パーソナル・スプーフィング》
手札交換罠。フィールドのカードも変換できるけど。
《王家の神殿》下で発動すると《オルターガイスト・マルチフェイカー》が飛び出す。
《エフェクト・ヴェーラー》等の回避手段にも。
《無限泡影》
公式認定『オルターガイスト』関連カード。
後攻0ターンで《オルターガイスト・マルチフェイカー》起動させたいよね。
これ自体普通に強いし、《王家の神殿》下では追加効果も簡単にすぐ使える。
《墓穴ホール》
手札・墓地・除外のモンスター効果止めて2000バーン。
対応範囲がかなり広い上、バーン値も1枚としては超高水準。
厄介な手札誘発や墓地効果を止めよう。フィールドでの効果は《オルターガイスト・プロトコル》《無限泡影》で対処。
《大捕り物》
フリーチェーンコントロール奪取は強いよ。
エクストラデッキ
《オルターガイスト・メモリーガント》
かなりパワー型のエース。
攻撃力アップ、除去＆連続攻撃、破壊耐性とスペックは流石リンク4。ただ重い。
手札次第ではあるがこのデッキは1ターンでここに辿り着ける。おかしい。
《オルターガイスト・プライムバンシー》
初代『オルターガイスト』リンク。
リクルート効果も最近使い勝手が良くなり、出勤機会も増えてきた。
サルベージも《オルターガイスト・マリオネッター》等相性はかなりいい。
《オルターガイスト・へクスティア》
お手軽アタッカー。
しかも《オルターガイスト・プロトコル》範囲外の魔法罠へのカウンター持ちなのにサーチャー。
最近は《リンクロス》の追加でさらに性能が上がった。
《オルターガイスト・キードゥルガー》
何か使えそうで入れてる。でも使い所が来ない悲しみ。
《オルターガイスト・メリュシーク》が相棒。
《オルターガイスト・ドラッグウィリオン》
リリースされると自己蘇生するS。
《オルターガイスト・メモリーガント》《オルターガイスト・プライムバンシー》《オルターガイスト・へクスティア》との噛み合いは相当なもの。
攻撃からの攻撃力強化寄与＆自己蘇生からの追撃、リクルートしつつ自己蘇生、カウンターしつつリンク先に自己蘇生しつつカウンター用コストの再装填とアドバンテージが爆発する。が、大体並ぶ前に終わっちゃう。
《神聖魔皇后セレーネ》
効果を使えるかは半ば相手依存ではあるが実質フリーチェーンのSS効果持ち素材緩々リンク。《リンクロス》やトークンが残った際の変換も兼ねる。
大体やることは《オルターガイスト・マルチフェイカー》の蘇生。
《水晶機巧－ハリファイバー》
お前は何故ここにいる。
《クリッター》→《転生炎獣アルミラージ》→《神樹のパラディオン》からLSし、《オルターガイスト・フィフィネラグ》をSSするのが仕事。
その後の結末は下記参照。
《リンクロス》
《オルターガイスト・へクスティア》を墓地に落として《灰流うらら》から守るのが仕事。
《サクリファイス・アニマ》
迂闊な位置の相手やサイドの『壊獣』を吸う。
《転生炎獣アルミラージ》
《クリッター》のサーチ起動用。2枚あるが転生はしない。
《リンクリボー》
《オルターガイスト・メリュシーク》のサーチ起動用。
サイドデッキ
《壊星壊獣ジズキエル》
対象に取れない相手が苦手なので採用。
《オルターガイスト・シルキタス》で使い回そう。
他の攻撃力の低い『壊獣』でないのは嘗て《シャイニング・アブソーブ》入れてた名残なのと、【サンダー・ドラゴン】に同じく光属性の《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》渡すとろくなことにならないから。(体験談)
《ハーピィの羽根帚》
バック触る手段少ないので採用。
《王家の神殿》
結構長引くデッキな上に罠多用するのでET後攻だと十分に動けないことを考慮しての3枚目。
《コズミック・サイクロン》
最近【オルフェゴール】が多いので対《オルフェゴール・バベル》用兵器。
《魔法族の里》
魔法使い族罠デッキなのでそりゃね。
《スキルドレイン》
《オルターガイスト・プロトコル》とで陰湿な妨害を。
《群雄割拠》
悩んでとりあえず入れてみた。
まぁ《王家の神殿》下では強い除去にもなりそうだしいいかなと。
デッキギミック
基本的にはよくある【オルターガイスト】の動きなので割愛。
変に尖らせたことを書きます。
《王家の神殿》による高速化
時折採用してるレシピもあるようですが、【オルターガイスト】の《王家の神殿》は驚くほど強いです。使えばわかる。
戦術の基幹となる罠をすぐさま使えるのはそりゃ強いの一言。
そして何より《オルターガイスト・マルチフェイカー》の効果起動を早く狙える絶大なメリットが。《パーソナル・スプーフィング》とセットで即サーチからのSSができるようにもなりますどうなってるんだ。
《オルターガイスト・マリオネッター》《オルターガイスト・マルチフェイカー》《王家の神殿》なんて初手に来た日には先攻であっても《原始生命態ニビル》が降りかねません。
- 《王家の神殿》発動。
- 《オルターガイスト・マリオネッター》NS、効果で《オルターガイスト・エミュレルフ》をセット、《王家の神殿》によりすぐさま発動、SS。
- 《オルターガイスト・マルチフェイカー》効果発動、《オルターガイスト・メリュシーク》をリクルート。
- 《オルターガイスト・メリュシーク》と《オルターガイスト・エミュレルフ》で《オルターガイスト・へクスティア》をLS。
- 《オルターガイスト・メリュシーク》の効果で《オルターガイスト・プークエリ》をサーチ。
- 《オルターガイスト・へクスティア》と手札の《オルターガイスト・プークエリ》で《オルターガイスト・プライムバンシー》をLS。
- 《オルターガイスト・へクスティア》の効果で『オルターガイスト』罠をサーチ。《オルターガイスト・プークエリ》を自己サルベージ。
- 《オルターガイスト・プライムバンシー》と《オルターガイスト・マルチフェイカー》で《オルターガイスト・メモリーガント》をLS。
- 《オルターガイスト・プライムバンシー》の効果で《オルターガイスト・マルチフェイカー》をサルベージ。
これでフィールドに《オルターガイスト・メモリーガント》《オルターガイスト・マリオネッター》《王家の神殿》、手札に《オルターガイスト・マルチフェイカー》《オルターガイスト・プークエリ》、そして《オルターガイスト・マルチフェイカー》起動用の罠を確保している状態です。手札枚数も減っていません。ちゃっかり《オルターガイスト・マルチフェイカー》を拾い上げるのも厭らしくて堪りません。《オルターガイスト・へクスティア》への《灰流うらら》等も防いでいます。腹立ちますね。
返しのターンに《オルターガイスト・マルチフェイカー》から《オルターガイスト・シルキタス》のバウンス、サーチした罠が《オルターガイスト・プロトコル》であれば1カウンター、《オルターガイスト・マテリアリゼーション》であればサーチやサルベージ効果持ちリンクの蘇生、さらにはバトルフェイズに《オルターガイスト・マリオネッター》を食って攻撃力4400で1回の破壊耐性持ちの《オルターガイスト・メモリーガント》の布陣です。何がしたいのでしょう。
しかもこの展開、《王家の神殿》以外は全て『オルターガイスト』。
初手の要求が制限カード込みの3枚なのでそう簡単にできるわけではありませんが、罠ビートの常識を覆すかのような速度が出ます。頭悪いですね。
《水晶機巧－ハリファイバー》からの高速リンク
【オルターガイスト】の展開は、召喚権と《オルターガイスト・マルチフェイカー》《オルターガイスト・マテリアリゼーション》が主になるので初動でリンク2、3が結構重い部類になります。リンク2は《オルターガイスト・プークエリ》で簡単にはなりましたが。
ここはこのデッキの最も尖った部分ですので必要札は多いのですが、《オルターガイスト・プークエリ》＋《オルターガイスト・フィジアラート》＋《クリッター》で高速リンク展開ができます。
- 《クリッター》NS、《転生炎獣アルミラージ》をLSし、《神樹のパラディオン》をサーチ。
- 《神樹のパラディオン》をSSし、《転生炎獣アルミラージ》とで《水晶機巧－ハリファイバー》をLS。
- 《水晶機巧－ハリファイバー》の効果で《オルターガイスト・フィフィネラグ》をSS。
- 《オルターガイスト・フィフィネラグ》と手札の《オルターガイスト・プークエリ》で《オルターガイスト・へクスティア》をLS。
- 《オルターガイスト・へクスティア》のLSをトリガーに、《オルターガイスト・フィジアラート》の効果を《水晶機巧－ハリファイバー》を対象に発動しSS、《水晶機巧－ハリファイバー》を『オルターガイスト』扱いにする。
- 《オルターガイスト・フィジアラート》と《水晶機巧－ハリファイバー》で《オルターガイスト・プライムバンシー》をLS。
- 《オルターガイスト・プライムバンシー》の効果で《オルターガイスト・へクスティア》をリリースし《オルターガイスト・メリュシーク》をSS。
- 《オルターガイスト・へクスティア》の効果で『オルターガイスト』罠をサーチ。
- 《オルターガイスト・プライムバンシー》と《オルターガイスト・メリュシーク》で《オルターガイスト・メモリーガント》をLS。
- 《オルターガイスト・メリュシーク》の効果で《オルターガイスト・マルチフェイカー》をサーチ。《オルターガイスト・プライムバンシー》の効果で『オルターガイスト』をサルベージ。
はい、1ターンでリンク4が立ちました。頭悪いですね。(《オルターガイスト・プークエリ》の自己サルベージは省略してます。)
《オルターガイスト・プークエリ》の自己サルベージを除いても手札収支±0です。つまり自己サルベージ込みで＋1枚です。何で増えるんでしょう。頭悪いですね。
このデッキ、《水晶機巧－ハリファイバー》が出てくると高確率で《オルターガイスト・フィジアラート》に洗脳されます。可哀そう。
注意：《オルターガイスト・プロトコル》の裁定
このデッキというか『オルターガイスト』はなかなかに裁定が分からないテキストが多いので補足。
特に判断が困難なのは《オルターガイスト・プロトコル》の「①：このカードが魔法＆罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの「オルターガイスト」カードの効果の発動及びその発動した効果は無効化されない。」効果について。
簡単に言えば「『オルターガイスト』がチェーンを組んだ効果はこのカードがある限り無効にはならない。」ということになります。
例えば、自分のフィールドに《オルターガイスト・メモリーガント》《オルターガイスト・プロトコル》《スキルドレイン》がある状況で《オルターガイスト・メモリーガント》の攻撃力アップ効果を発動した場合、効果処理後も攻撃力は上がったままになります。(公式確認済)
無論、その後に《オルターガイスト・プロトコル》が無効にされたり存在しなくなったりすると《スキルドレイン》で無効になり攻撃力アップは消えてなくなりますがね。
後書き
ただよく見かけるような構築だとつまらなくなりそうだったので《オルターガイスト・フィジアラート》を使えるかもしれない構築にした結果、急加速しかねない【オルターガイスト】ができました。罠の即起動は 癖になるのでお試しどうぞ。
