Pendulum Dependence

ペンデュラム依存症患者による気紛れ更新遊戯王ブログ。主に手元のテーマについて垂れ流します。偶に推しの事書くかも。

ワレラココニフッカツセリ…-アモルファージ編-

 

 

前置き

さぁ…巷では不遇の極みともいわれる『アモルファージ』の完成だ…

コノヨニT2ファージノアメヲ…

とまぁ始まりますJonny.B.Goodの【アモルファージ】その3。コイツ【アモルファージ】で何本書けるんだ。 

界隈で『アモルファージ』の救済を求める輩が一定数散見されるわけだが、新規は10期以降これでもかと出現してるんだよ!今が全盛期なんだよ!これからも全盛期だよ!

そんな諦観決め込んだ界隈への怒りも込めて書いてくぞ。

 

 

『アモルファージ』とは

ドラゴン族・地属性のPカテゴリで、Pスケールは3または5で統一されている。

モンスター効果・P効果は全て何らかのメタ効果であり、相手の行動を強く阻害する。

その代償として毎ターンPゾーンの維持にリリースが要求され、Pスケールの幅も狭いのでロックの維持難易度が非常に高い。

 

 

デッキレシピ

f:id:JonnyBGood:20201207212124p:plain

3《アモルファージ・イリテュム》

3《アモルファージ・ノーテス》

1《アモルファージ・ヒュペル》

1《アモルファージ・オルガ》

1《アモルファージ・キャヴム》

1《アモルファージ・プレスト》

2《アモルファージ・ルクス》

3《アモルファージ・ガストル》

3《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》

3《ケンドー魂 KAI-DEN》

2《カラテ魂 KURO-OBI》

1《スモウ魂 YOKO-ZUNA》

1《焔聖騎士-リナルド

3《ライティ・ドライバー》

2《レフティ・ドライバー》

3《B・F 毒針のニードル》

1《B・F 必中のピン》

3《アモルファージ・インフェクション》

1《妖刀竹光》

1《黄金色の竹光》

1《月鏡の盾》

 

1《ヴァレルロード・ドラゴン》

1《ヴァレルガード・ドラゴン》

1《双穹の騎士アストラム》

1《リンクメイル・デーモン》

1《剛鬼ザ・パワーロード・オーガ》

1《聖天樹の大母神》

1《天威の龍拳聖》

1《トロイメア・フェニックス》

1《トロイメア・ケルベロス

1《ブルート・エンフォーサー

1《I:Pマスカレーナ》

1《聖騎士の追想ゾルデ》

3《ゴヨウ・ディフェンダー

 

 

各カード解説

メインデッキ 

《アモルファージ・イリテュム》

『アモルファージ』最強のメインアタッカー。

☆8なのでスピリットPからP召喚。

居座るだけでEXロックをかけて高打点で殴る簡単なお仕事。

スケール効果は『アモルファージ』以外への《マクロコスモス》なのでこっちの妨害性能もハイスペック。

《アモルファージ・インフェクション》で毎ターン増える。

 

《アモルファージ・ノーテス》

準メインアタッカー。

《アモルファージ・イリテュム》同様居座るだけでEXロックをかけられる。

攻撃力は若干心許ないものの、EXロック下では結構面倒な数値のはず。

スケール効果はサーチ封じなのでこれまたハイスペック。自分のサーチも禁じるとこ反省してほしい。

 

《アモルファージ・ヒュペル》

下級アタッカーその1。

スケール効果はバーンメタなので基本はアタッカーとして運用。

《アモルファージ・インフェクション》があれば攻撃力2000越えは容易。

 

《アモルファージ・オルガ》

下級アタッカーその2。

スケール効果はリリースメタなので《アモルファージ・ヒュペル》に比べて有用な場面も多いので相手次第ではスケールへ。

攻撃力は《アモルファージ・ヒュペル》より100低いだけなのでモンスターとしての運用はほぼ同じ。

 

《アモルファージ・キャヴム》

伏兵。

下級のくせして結構硬いのでセット→攻撃受けてリバース→EXロックなんてことも。

スケール効果はチェーン封じなので《雷神龍-サンダー・ドラゴン》なんかを封じられる。

 

《アモルファージ・プレスト》

スケール要員その1。

モンスターとしては《アモルファージ・キャヴム》の下位互換になるのでスケール運用。

そのスケール効果も罠封じなので高速化した現代と言えども刺さるときは刺さる。

 

《アモルファージ・ルクス》

スケール要員その2。

魔法封じなので《ハーピィの羽箒》や《ライトニング・ストーム》、《ツインツイスター》等によるスケール壊滅を防げる。

スピリットPが手札に戻らなくもなるのでP召喚時に貼っておきたくはないが、そもそもが滅茶苦茶有能なので文句は言わない。

 

《アモルファージ・ガストル》

スケール要員その3。

最強のスケール効果、モンスター効果封じがあるので最優先でスケールに置きたい『アモルファージ』筆頭。

これを維持するだけで詰むデッキも結構ある。現に旧構築時代だが【列車】を封殺した実績あり。

割と初手に来てくれるのが強い。

 

《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》

『アモルファージ』モンスターの万能サーチ。

アタッカーでもスケールでも変わってくれる上サーチ効果にターン1はないので複数枚あればあるだけ喜ばしい。

スケールも12と最高ランクではあるがドラゴン族しかP召喚できなくなる。

が、しかしこのデッキは基本『アモルファージ』しかP召喚しないのでそんなデメリットは存在しないようなもの。

とはいえスケールでは召喚制限デメリット持ちのバニラでしかなく、張り替える方法も準備していないので可能な限りサーチに回したい。

 

《ケンドー魂 KAI-DEN》《カラテ魂 KURO-OBI》

このデッキの根幹を支えるPモンスター。

スケール9なので《アモルファージ・イリテュム》がP召喚でき、手札にも帰ってくるので除去される心配も少ない。

これらを握らないとろくにP召喚できないといってもいいほど重要。

モンスターとしては(次の《スモウ魂 YOKO-ZUNA》も含め)除去範囲の違い程度しか差がなく、その除去効果も位置参照な上、端の列しか触れないという扱いにくいものなので実質的にこの2枚は同じカードとして認識してしまって構わない。

そして何故かP召喚なり特殊召喚すると手札に戻らないスピリットモンスターでもある。スピリットとは。

 

《スモウ魂 YOKO-ZUNA》

上の2枚と対となるスケール1のスピリットPモンスター。

上の2枚のどちらかを持っていた時に《聖騎士の追想ゾルデ》でサーチする。

いざという時に下スケールとなれるのであると便利程度だが安定性には重要な1枚。

 

《焔聖騎士-リナルド

後述する《ゴヨウ・ディフェンダー》から始まる『竹光』ドローの要。

絶対に引きたくない。《聖騎士の追想ゾルデ》からリクルートされてくれ。

 

《ライティ・ドライバー》《レフティ・ドライバー》

第1の初動。

要は1枚から☆3Sできたらいいのだが、リクルート先が事故の際のリカバリーが可能な唯一のセット。

 

《B・F 毒針のニードル》《B・F 必中のピン》

第2の初動。

初手で絶対に☆3Sしたいので上の2枚に加えて増員。

《B・F 必中のピン》は素引きしても最悪リカバリーが効くのでこのセットを採用。

場合によっては相手のモンスター効果を無効にするためのセットとしても使える。

 

《アモルファージ・インフェクション》

『アモルファージ』の全体強化と万能サーチ。

これがあるのとないのとでは勢いが全く違う。

後述するが、毎ターン大型アタッカーを増やし続け相手に絶望していただくこともできる。

 

《妖刀竹光》《黄金色の竹光》

ドローソース。

☆3Sのギミックから手札を2枚増やすためのセット。

《聖騎士の追想ゾルデ》から《焔聖騎士-リナルド》をリクルートするだけでセットで回収できる。

 

《月鏡の盾》

《妖刀竹光》素引きの際の保険。

《妖刀竹光》と同時に引いてしまっても《聖騎士の追想ゾルデ》のコストを500LPで確保できるなら安いもの。

こちらを引いても効果はロック維持にも有用なので問題なし。寧ろ《ヴァレルガード・ドラゴン》辺りが欠点の補強ができる。

 

 

エクストラデッキ 

《ヴァレルロード・ドラゴン》《ヴァレルガード・ドラゴン》

《聖騎士の追想ゾルデ》+《ゴヨウ・ディフェンダー》+《焔聖騎士-リナルド》で作るリンク4『ヴァレル』。

求めるものは2つの下マーカーと攻撃力、そして耐性

《ヴァレルロード・ドラゴン》はモンスター限定とはいえ破壊以外の除去にも対象耐性という形で対処できる。

《ヴァレルガード・ドラゴン》は有無を言わさぬ効果破壊耐性とその攻撃力、仕舞いには表示形式変更効果で1度なら戦闘にも耐え得る。下級『アモルファージ』をセットしてフリーチェーンでリバースさせEXロックをかけるなんて芸当も可能。

特攻隊長《ヴァレルソード・ドラゴン》に仕事は無ぇ!

 

《双穹の騎士アストラム》

対象耐性と攻撃制限効果、その上攻撃力吸収効果持ちのリンク4。

ただ立っているだけでも厄介極まりないのにその後ろに『アモルファージ』が立ちはだかるのだから阿鼻叫喚。

相性としては《アモルファージ・ガストル》より《アモルファージ・ルクス》や《アモルファージ・プレスト》の方が合う。

攻撃制限で下級アモルファージでもEXロックの維持が格段にしやすくなるのは強力。

リンク素材こそ上の『ヴァレル』のパターンではダメだが、《I:Pマスカレーナ》で効果破壊耐性も得つつ爆誕

 

《リンクメイル・デーモン》

《ゴヨウ・ディフェンダー》を使えたことで採用可能になったリンク4。

墓地の《ゴヨウ・ディフェンダー》で3回の破壊耐性を持ち、EXから特殊召喚した『アモルファージ』に対象耐性も与えられるので2ターン目以降のロック維持に貢献してくれる。

あとマーカーが奇天烈。

 

《剛鬼ザ・パワーロード・オーガ》

初動が戦士族塗れになったので採用できたリンク4。

完全効果耐性を持ち、2800という攻撃力の下マーカー3つ。しかも残りのマーカーは相手に向かないオマケ付き。

場持ちだけを考えると『ヴァレル』のほぼ上位互換とも見える。

いざとなれば自身をリリースして4枚破壊もできる攻撃的な効果も持つ。

 

《聖天樹の大母神》

『アモルファージ』が蘇る大樹。

効果破壊耐性に攻撃対象耐性まで持つので基本破壊されない下マーカー3つ

攻撃力こそないが『アモルファージ』をEXから呼び戻し続ける持久戦には持って来いのスペック。

リンク先のリンクモンスターをコストにした破壊効果もあるので、2ターン目以降ではスケールの『アモルファージ』の維持コストでEXロックを解き、ダブついた初動組から『トロイメア』で1除去、その後こちらの効果で『トロイメア』をリリースしてさらに2除去も可能。

今回は採用していないものの、L召喚時にサーチできる《聖天樹の開花》でフリーチェーンの全体無効という上質な妨害も準備可能。

単体ではリンク素材の関係から《双穹の騎士アストラム》と競合するが有効マーカー数で差別化できるか。2つの時点でマーカー供給過多なのは否めないが。

あと禍々しさが『アモルファージ』に合う。

 

《天威の龍拳聖》

《焔聖騎士-リナルド》のリクルート失敗時などに出る妥協点。

効果モンスターとの戦闘破壊耐性はあるが効果破壊耐性は無いので過信はできない。

リンク4にいける場合でも《I:Pマスカレーナ》を噛ませて実質完全破壊耐性持ちにもできる。

 

《トロイメア・フェニックス》《トロイメア・ケルベロス》《ブルート・エンフォーサー

汎用除去リンク。

EXロックを解く必要はあるが、2ターン目以降などダブついた初動札から除去ができる。

どれも手札コストこそ必要だが、ターンが重なればスピリットPや初動のチューナー組は基本手札でダブついてくるのでそこまで困らない。

《ブルート・エンフォーサー》はリンク先も作れるのでマーカー要員にも。

 

《I:Pマスカレーナ》

《双穹の騎士アストラム》《天威の龍拳聖》に効果破壊耐性を与えるリンク。

デフォルトで効果破壊耐性持ちの《聖天樹の大母神》のためにも使うことになるが、こちらで付与した効果破壊耐性は耐性効果の付与ではないため、《聖天樹の大母神》の効果を無効にされても効果破壊耐性だけは残せるので一応無駄にはならないかもしれない。まぁ攻撃されておじゃんになる未来が見えるがな。

 

《聖騎士の追想ゾルデ》

上スケールサーチとドロー用『竹光』調達員。

リクルート効果で《妖刀竹光》をコストに《焔聖騎士-リナルド》を呼ぶことでオマケのように2ドローできる。おかしい。

戦士族デッキでもないのにスペックを限界まで引き出してしまった。

 

《ゴヨウ・ディフェンダー

全ての始まり。

【アモルファージ】の進化はここから始まった。

とにかく増える。意味が分からないが増える。

 

 

デッキギミック

強欲な手札回収性能

嘗ての【アモルファージ】は《トリックスター・ヒヨス》や《宵闇の騎士ギルス》等から攻撃力2000のリンク2を作る程度だったが、《ゴヨウ・ディフェンダー》の覚醒によって豹変。手札1枚からリンク4の確保と上スケールサーチ&2ドローという『アモルファージ』らしからぬ手札増強が見込めるように。

P召喚も残ったままなので純粋に【アモルファージ】の安定性が底上げされました。

具体的な展開は過去記事参照くださいまし。

 

jonnybgood.hatenablog.com

  

選択肢豊富なリンク4

自らのEXすらもロックしてしまう『アモルファージ』。

それなのにEXにリンク4が6種…どう考えても多すぎる。リンク3以下と同数とかリンク特化デッキでもそうないぞ。

EXを使えるタイミングが少ないので使うにしても消費量が少ない、ならば選択肢増やしとけばいいじゃないかで増えました。

リンク4は1戦につき1体しか出てこない設計なのでどれを使うのが最適なのかが悩みどころ。

相手の出方が分からなければ《剛鬼ザ・パワーロード・オーガ》が安定のようですが。

 

最高のロック強度

上級『アモルファージ』を中心に展開する関係上、4軸構築に比べて相手は物理突破が困難になります。

そしてどの『アモルファージ』も下スケールとなるためPスケールが3だの5だので運用は変わらず、P召喚のためにロックの質や組み合わせが限られるということもないのがこの上級軸【アモルファージ】の利点。

以前も書いたことですが、上スケールが手札に戻り、空いたPゾーンに1ターン限りの『アモルファージ』を張ることもできます。

4軸ではまずできない《アモルファージ・ガストル》(スケール)&《アモルファージ・ルクス》(スケール)&《アモルファージ・イリテュム》(モンスター)の同時ロックも現実的なのです。

上スケールもほぼ毎回手札に戻ってくるのでスケールを破壊されて立て直しが利かなくなるということも少ないです。上スケールは毎回安全な手札にあるわけですからどれでもいいので『アモルファージ』を引ければ、スケールが全滅してターンを迎えても最低限《アモルファージ・イリテュム》《アモルファージ・ノーテス》をEXからP召喚可能。

 

インフェクション…それ即ち終幕

『アモルファージ』最強のサポートカード、《アモルファージ・インフェクション》。

この構築ではスケールの維持は基本片側だけなのでリリースも1体で済み、リンクが立っていなくとも維持コストのリカバリはP召喚で回収できるので、《アモルファージ・インフェクション》があれば毎ターン大型アタッカーとなる『アモルファージ』をサーチしてはP召喚のループができるのでターン毎にアタッカーが増えていく…

つまり勝ちということです。攻撃力3000越えの3《アモルファージ・イリテュム》体を食らえ。

 

 

後書き

さて、『アモルファージ』は死んだだの何だのと宣う界隈の者共よ。『アモルファージ』は今が全盛期だ!そしてこれからも全盛期だ!

確かにリンク導入以降のシステムは他のPテーマ以上の向かい風ではある。寧ろ壊滅的突風だ。 でもな、11期に入り《ゴヨウ・ディフェンダー》が本来の力を取り戻し、海外から来た武道家連中やら何やら取り込めば大会等のレベルとまでは言わないが、ちゃんと【アモルファージ】として機能するんだよ。

考えるのをやめた連中に『アモルファージ』を 語られたくはない。黙って他のテーマに移れ。

 

…それとは別で『アモルファージ』の専用リンク欲しい。維持コスト踏み倒しとか望まないから…

以上だ。

 

 

twitter.com