前置き
2度目の【アモルファージ】でごさいます。Jonny.B.Goodです。
初回の構築から革新的な変化があったので布教も兼ねて書く次第です。各カードの記述とかまんま使い回したったりしますが。
某.comのある方が『アモルファージ』に言及した際にこのブログの閲覧数が跳ね上がりました。何で今更感半端なかったです。
↓半年前くらいの構築
『アモルファージ』とは
ドラゴン族・地属性のPカテゴリで、Pスケールは3または5で統一されている。
モンスター効果・P効果は全て何らかのメタ効果であり、相手の行動を強く阻害する。
その代償として毎ターンPゾーンの維持にリリースが要求され、Pスケールの幅も狭いのでロックの維持難易度が非常に高い。
デッキレシピ
3《アモルファージ・イリテュム》
3《アモルファージ・ノーテス》
1《アモルファージ・プレスト》
2《アモルファージ・ルクス》
3《アモルファージ・ガストル》
3《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》
3《ケンドー魂 KAI-DEN》
3《カラテ魂 KURO-OBI》
3《宵星の騎士ギルス》
1《トリックスター・ヒヨス》
3《ライティ・ドライバー》
2《レフティ・ドライバー》
3《アモルファージ・インフェクション》
1《アモルファスP》
1《トリックスター・ライトステージ》
3《強欲で金満な壺》
2《星遺物の傀儡》
3《明星の機械騎士》
3《トリックスター・ブルム》
3《ゴヨウ・ディフェンダー》
1《アモルファージ・ヒュペル》
1《アモルファージ・オルガ》
1《アモルファージ・キャヴム》
2《アモルファージ・プレスト》
1《アモルファージ・ルクス》
2《ダイナレスラー・パンクラトプス》
1《サンダー・ボルト》
2《ブラック・ホール》
2《崩界の守護竜》
2《砂塵の大嵐》
各カード解説
メインデッキ
《アモルファージ・イリテュム》
メタ効果は《マクロコスモス》。
何故かメインアタッカー。
普通ならただでさえP召喚困難な☆8ですが3投。
このデッキ、意味わからないくらい上級最上級がもっともP召喚しやすい(体感)ので実際困りません。
《アモルファージ・ノーテス》
メタ効果はサーチ封じ。『アモルファージ』すらサーチできなくなるのはバグ。
次点のアタッカー。基本的に《アモルファージ・イリテュム》と役目は同じ。
何ならアドバンス召喚も視野に入るので小回りは利く方かな。
《アモルファージ・プレスト》
『バージェストマ』の天敵。
《アモルファージ・キャヴム》と同じく基本壁。
メタ効果が罠封じなので時折スケールに行ってもらう。
《アモルファージ・ルクス》
P版《魔法族の里》。
メタ効果が魔法封じなので専らスケールに置かれるのが仕事。
《アモルファージ・ガストル》
『アモルファージ』最強のハエ。
メタ効果はモンスター効果封じ。
コイツ本当に強い。多くのデッキが詰む。
《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》
『アモルファージ』ならどれでもサーチできるスケール12はい強い。
スケールに置いた時のドラゴン縛りもほぼないに等しい。
《ケンドー魂 KAI-DEN》《カラテ魂 KURO-OBI》
このデッキを成立させている根幹。
デメリットなし制限なしのスケール9なので《アモルファージ・イリテュム》をP召喚できるのですよ!
P召喚成功時に手札に帰る効果は強制効果なので《アモルファージ・キャヴム》と張っていればP召喚成功時の《激流葬》とか《奈落の落とし穴》とか防げるし、スケール空くので1ターン限りと割り切って『アモルファージ』を張れたりもするのです。
《宵星の騎士ギルス》
【アモルファージ】の救世主その1。
トークン生成効果を持ち、『ジャックナイツ』でもあるので、1枚から《明星の機械騎士》に繋がる。
《トリックスター・ヒヨス》
【アモルファージ】の救世主その2。
1枚で2000打点の↙↘を作れる上サーチまで利くトンデモカード。
《トリックスター・ライトステージ》からサーチして謎の『トリックスター』ムーブからの『アモルファージ』発動はもはや詐欺。
1枚で仕事するので2ターン目以降でもスケール維持のリリースで『アモルファージ』どかせばリンクできるので本当に有能。
《ライティ・ドライバー》《レフティ・ドライバー》
《ゴヨウ・ディフェンダー》のための2枚。
《レフティ・ドライバー》が2枚なのは《ライティ・ドライバー》のサーチが可能なため。
1ターン送れるのはかなり致命的ではあるが1ターン生き残れればロックの構築に貢献できる。
《アモルファージ・インフェクション》
ちゃんとメタが機能し、安定すると毎ターン《アモルファージ・イリテュム》《アモルファージ・ノーテス》が増える。
しかもメタ張りつつ《アモルファージ・イリテュム》が3000超えられる。
《アモルファスP》
儀式はしないよ。
打点補強とドローソース。
まぁ盤面安定してきて引いたら張るくらいの感覚。
《トリックスター・ライトステージ》
バック止めつつ《トリックスター・ヒヨス》をサーチ。
間違っても《トリックスター・キャンディナ》なんか持ってこないそもそも入ってない。
悪いことしないから3枚積ませて。
《強欲で金満な壺》
自らEX縛る関係上、躊躇いなく打てるドローソース。
これで2枚目引くのは日常茶飯事。
《星遺物の傀儡》
下級『アモルファージ』がEX縛るのにはP召喚かリバースしないとならないので採用。
【4軸アモルファージ】じゃないので下級だけだと寧ろ事故になるので保険として使う。
攻守どっちにもひっくり返せるので弱点晒さずに済むのも良し。
エクストラデッキ
《明星の機械騎士》
真正面でしか殴り倒せない2000打点のリンク2。
モンスターのいない状況からであれば《宵星の騎士ギルス》1枚で成立する。
同列のモンスターでなら戦闘破壊可能だが、このカードの正面に位置するように《宵星の騎士ギルス》の効果でトークンを置くと耐性が強化される。
『アモルファージ』でEXロックをかけられればそのトークンをL召喚等で利用されることも少なくなる。
下2マーカー最高打点2000を持つリンク2。
以前はこのデッキの主力リンクだったが、《明星の機械騎士》に立場を奪われがち。
とはいえ《トリックスター・ヒヨス》1枚から成立するリンクマーカーの有用性は変わらないのでまだまだ現役。
《トリックスター・ブルム》
《トリックスター・ヒヨス》1枚で立ち、《トリックスター・ヒヨス》と《トリックスター・ホーリーエンジェル》になるのが仕事。
間違っても相手にドローさせてはいけない。
スケールサーチが可能な優秀リンク2。詳細は後述。
《ゴヨウ・ディフェンダー》を出せればそれだけで成立するので、要は《ライティ・ドライバー》1枚で成立し上スケールをサーチする強力なカード。
《ゴヨウ・ディフェンダー》
最近解禁されたヤバい奴。
1体立てば《聖騎士の追想 イゾルデ》のL素材を確保しつつ1体余る。
《強欲で金満な壺》で1枚なら飛んでも許容。
サイドデッキ
各下級『アモルファージ』は相手に合わせたスイッチ用。全種採用したかっただけ。
《アモルファージ・ヒュペル》
『トリックスター』メタの鷹。
メタ効果はバーンメタなので魔鍾洞キャノンも無力!剥れたが最後必殺の一撃が放たれる。
下級最大打点なので基本殴りに行きます。
《アモルファージ・オルガ》
下級打点2位のアタッカー。
《アモルファージ・ヒュペル》と仕事は大して変わらない。
メタ効果は『アモルファージ』以外のリリース禁止。コイツがいても相手は隕石を降らせられる(そもそもそこまで展開しない)。
《アモルファージ・キャヴム》
『アモルファージ』最硬のイカ。
メタ効果はチェーンの禁止。
余計に頭使わないといけなくなる手のかかる子。
基本壁。
《アモルファージ・プレスト》
厄介な罠ビへのメタ増量用。
《アモルファージ・ルクス》
最近の魔法は強いのでメタ増量用。
《ダイナレスラー・パンクラトプス》
暴漢。
イリテュム軸なので打点は高い方だが、効果での除去に乏しいので汎用札として採用。
《サンダー・ボルト》《ブラック・ホール》
後攻でロックをかける際の障害除去。
《崩界の守護竜》
『アモルファージ』をリリースしつつ2枚破壊で妨害する。
《アモルファージ・インフェクション》のトリガーにもなるので返しのターンの盤面復帰も難しくない。
《砂塵の大嵐》
純粋にバック除去。
デッキギミック
スケールの確保
上級『アモルファージ』軸なので、下スケールは『アモルファージ』12枚。『アモルファージ』に変われる《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》を含めて計15枚。
一方で上スケールは、スピリットP6枚+《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》と多く見て9枚。上スケールは少ないわけではないかもしれませんが、若干心許ないところです。
《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》はスケールにした際に自壊させる手段がないので(効果使える構築でもないですし)『アモルファージ』のサーチに回したいもの。
となると必然的にスピリットPのサーチがしたいわけですが、Pの汎用サーチはタイミングが遅く、スピリットとしてのサーチ手段は《荒魂》のみ。《黒き森のウィッチ》に対応するが、墓地へ送る手間とそのターンには発動できないデメリットで事実上使い物にならない。属性によるサーチも即効性のあるものはなく、戦士族でも☆5なので《増援》非対応…そもそも《増援》自体制限で頼りにできない…
………戦士?
………………戦士!
《黒き森のウィッチ》同様に使用制限はあるがそれはモンスターとしてのみ。Pつまり魔法としての使用には何の制限もない。
しかも下2つのマーカー持ち。
ということで装備魔法0で《聖騎士の追想 イゾルデ》の採用が決定。
しかしながら問題は素材の確保。
それまではスピリットP以外の戦士の採用は無し。それどころか手持ちのデッキの中でもまともに戦士を扱ったことがない体たらく。
メインの枠も厳しい中での素材出張は難しい…
…メインで厳しいならEXはどうだ?
そもそも使う予定ないし枠ガバガバ…
せや、《ゴヨウ・ディフェンダー》や!
11期で無事釈放された《ゴヨウ・ディフェンダー》なら簡単にポンポン並ぶではないか。
となると☆3Sをしなければ…
できるなら1枚で行けるのが理想…
となるとリクルート効果持ちでチューナーも確保する必要がある…
そしてリクルートされる側を引いても何かしらリカバリ手段があったら尚良し…
《ライティ・ドライバー》…?
《レフティ・ドライバー》呼べば簡単に☆3Sできるな…
《レフティ・ドライバー》のテキスト何やったっけ…
レベル変更あったはずやけど今回は要らんしなぁ…
…《ライティ・ドライバー》をサーチ?
リカバリ手段あるやんけ!
ということで意味不明な機械族から戦士族サーチャーを生み出すシステムが爆誕。
《レフティ・ドライバー》素引きのリカバリは多少遅くはなるものの、スケールサーチの手段を確立。
手札1枚から上スケールのサーチ&マーカー2つの確保ができるようになるという【アモルファージ】の大革新が起きました。
リンク先確保
Pデッキの宿命、リンク先の確保。
そこらのPデッキであれば《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を筆頭に選択肢は豊富に存在しています。
ところが【アモルファージ】においてはそれらを自ら縛るという自縛行為をしでかします。
『アモルファージ』自体の展開にはP召喚1回で事足りるので、リンク先確保には召喚権を割く余裕はあります。
しかしながら【アモルファージ】はサーチ手段が多いわけでもなく、Pデッキですので当然2枚のスケール+『アモルファージ』が必要。
上述の《ライティ・ドライバー》がコストパフォーマンスとしては最高クラスなのですが、結局それも3枚止まり。他にもリンク先確保手段が求められます。
過去記事でも書いている通り、初代マーカー要員は『トリックスター』セット。
《トリックスター・ヒヨス》(或いは《トリックスター・ライトステージ》)の1枚から攻撃力2000の《トリックスター・ホーリーエンジェル》を立てるというもの。
ところが最近《トリックスター・ライトステージ》の制限化で利便性は落ちました。
続いて採用したのが『ジャックナイツ』セット。《宵星の騎士ギルス》から《明星の機械騎士》を立てるというもの。
こちらも同じく攻撃力2000です。
これらを比較するとそれぞれ以下の特徴があります。
長所
『トリックスター』:P召喚前に《トリックスター・ライトステージ》で相手のセットカードを踏める。1枚で攻撃力2000を立てられる。《トリックスター・ヒヨス》の召喚が通れば比較的妨害を受け難い。
『ジャックナイツ』:《宵星の騎士ギルス》で1枚のデッキ圧縮が可能。1枚で攻撃力2000を立てられる。条件付きだが戦闘破壊耐性がある。《宵星の騎士ギルス》を2枚以上引いても1枚を《星遺物の傀儡》に変換できる。採用の多い《灰流うらら》がシステムの核に刺さらない。
《聖騎士の追想 イゾルデ》:上スケールのサーチが可能で手札消費が0。コストパフォーマンスは断トツ。
短所
『トリックスター』:《トリックスター・ホーリーエンジェル》が実質的にバニラ。
『ジャックナイツ』:フィールドでの効果起動を伴うので妨害を受けやすい。相手にトークンを提供してしまう。
《聖騎士の追想 イゾルデ》:他に比べて攻撃力が低い。フィールドでの効果起動を伴うので妨害を受けやすい。《レフティ・ドライバー》素引きのリカバリが遅い。
『トリックスター』の強みは殆ど《トリックスター・ライトステージ》ありきなので制限化に伴う《トリックスター・ヒヨス》の増量は無しに。
『ジャックナイツ』はマーカーの性能としては1番なのでフル投入。
《聖騎士の追想 イゾルデ》は展開への貢献度が高いので《ライティ・ドライバー》3枚を採用。《レフティ・ドライバー》は素引きリカバリには複数枚の採用が必須なので2枚とした。
これらでなんとかリンク先を確保しながらロックを固めていくのだだだっ。
後は押し切るのみ。
後書き
なんやかんやで微妙に変化してきた【アモルファージ】でございました。
やること自体は変わらないんですが目標の体制に行くまでを最適化(?)していくとホントにキメラになっていきます。マジで『アモルファージ』。
最近ちょっと話題にもなった上基本パーツ安いのでお使いくださいまし。
EXだけ見せても何のデッキか分かる人いないけど。