通勤中に言い知れぬ不満が湧き出て即書いてますJonny.B.Goodです。
今回は有名な(?)裁定、《スキルドレイン》と《黄金卿エルドリッチ》についての世間の誤認のお話。
《スキルドレイン》適用化で墓地の《黄金卿エルドリッチ》の効果で手札の《黄金卿エルドリッチ》を特殊召喚した場合、その《黄金卿エルドリッチ》は強化されるのか問題です。
結果としては強化される。というのが広く知れ渡っています。
これ自体は公式回答ですしその通りとしか言えないのですが…
この裁定の理屈を間違えている者が多すぎる!
いくつか解説しているところを覗いてみたものの、どこもかしこも「墓地で発動した一連の効果だから無効にならない」などと意味の分からないことを宣うばかり。
事実、墓地効果の一連処理であれば《スキルドレイン》で無効にはできません。
墓地効果ではないですが《クロノグラフ・マジシャン》の追加特殊召喚効果は手札誘発効果の一連処理なので、《クロノグラフ・マジシャン》は先にフィールドに出るものの追加で特殊召喚できます。
ですが、この件は全くの無関係。
そもそも特殊召喚された《黄金卿エルドリッチ》は墓地で効果を発動などしていません。
墓地で効果を発動し手札に加わった《黄金卿エルドリッチ》と特殊召喚された《黄金卿エルドリッチ》は全くの別人。
一度手札という非公開領域に入った時点で墓地で効果を発動した《黄金卿エルドリッチ》との同一であるという関係は切れています。
手札が他に無いという場合でも同じ。
プレイヤー視点からは全く同一のカードだと分かっていてもルールは別のカードと認識するので、プレイヤー視点での認識など何の意味もないので持ち出してはいけません。
出てきた《黄金卿エルドリッチ》の持つ効果など当案件には無関係もいいところなのです。
墓地の《黄金卿エルドリッチ》が自身の効果で手札に戻った瞬間、効果を発動した《黄金卿エルドリッチ》の存在は消滅、別人である《黄金卿エルドリッチ》が現れているだけなのです。
要は墓地の《黄金卿エルドリッチ》の効果を発動、その効果で《黄金卿エルドリッチ》以外のアンデット族を特殊召喚したと考えてごらんなさい。
そのアンデット族の効果を無効にして攻撃力が下がるわけないではないか。
これを分かってないのが多すぎること多すぎること…
墓地一連の処理理論そのものは間違っていないのですがこの件はその理論の適用外ということを把握しないと駄目でしょうにねぇ…
てことで裁定は理屈から理解しましょうね恥かきますよ。