レポートに使う図はプログラムで書く、Jonny.B.Goodです。
今回はある日突発的に始まった『メインデッキ・EXデッキそれぞれ1種類で組んだら何が強いのか』というくだらないにもほどがある謎の環境考察についてのお話。
事の発端は某氏の「《ダイナレスラー・パンクラトプス》40枚でデッキ組むわ」の明らかに冗談でしかない一言。
そして私が言い放った「それ《火の粉》40枚に絶対勝てないじゃん」により4人がかりでの考察が開始…
この時点で23時回ってたんですが何やってんでしょうね…
ひとまず経緯は置いといて、まずは《火の粉》のように使用制限のないバーン魔法が強いよなということになり、最初期のトップは《波動キャノン》(5枚使って2ターン後、つまり最速で先攻3ターン目には10000ダメージ)となりました。
そうなるとバーンメタのモンスターが強くなるのではと《デス・ウォンバット》や《DDD反骨王レオニダス》等が出ましたがここで突如伏兵が登場。
《バージェストマ・ディノミスクス》、除去と打点を両立したダークホースが現れました。
この統一環境だと《波動キャノン》のようにやることが1つしかないといったことになるのが大半で除去と攻撃を両立させるだけでも高難易度。
僅か1200の攻撃力と言えどもそれを両立させる《バージェストマ・ディノミスクス》は大穴でした。
そんな中、私はある思考に到達。「Pならばモンスター・魔法2面あるから何かできるのでは?」
そう思って完全網羅しているPのカードプールを漁ると…
…いた。
…弩級のバケモノがいた。
《魔妖仙獣 独眼群主》
このカードは数少ないPスケールを変更できる効果を持ち、同名カードだけでP召喚が可能なPモンスター。
しかも召喚・特殊召喚時にバウンスではあるものの1枚の除去が可能で、P召喚により大量展開も可能。さらにはエンドフェイズに手札に戻ってくるので毎ターン除去しながら展開でき逆に除去される心配もない。仮にEXに行ってしまってもP召喚から手札に戻ってくるので毎ターン1枚ずつの回収も可能。しかもバウンスをトリガーにした全体強化を持つので4体P召喚して4枚バウンスできれば攻撃力10000が4体爆誕する非常識な火力まで。強化なしでも攻撃力は素で2000あるのでワンキルは辛うじて射程圏内。
もしかするとで現れた《冥府の使者ゴーズ》ですらも2700しかダメージを与えられず敗退…
そんな中、《波動キャノン》への対抗として突如現れたバーンカード、《一撃必殺!居合ドロー》。
ドローするカードが確実に《一撃必殺!居合ドロー》となるので相手フィールドに4枚以上破壊可能なカードがあれば確定ワンキル。
この《一撃必殺!居合ドロー》の存在により、まさかの《波動キャノン》に3枚までしか張らないという謎のプレイングの概念が生まれることに。
ここまで単純を極めた環境でもプレイングが生まれるとは…これ話してる時は「なんて奥深いんだ」とか言ってゲラゲラ笑ってましたが。
話は戻って《魔妖仙獣 独眼群主》の対抗。
そこに現れたのは《フォトン・サンクチュアリ》+《ハイパー・スター》。
相手がEXモンスターゾーンを埋めていなければ《ハイパー・スター》を4体並べ、それらの攻撃力が3400になる火力集団に。
そんなこんなで上位に座しているのが《波動キャノン》《魔妖仙獣 独眼群主》《一撃必殺!居合ドロー》《フォトン・サンクチュアリ》の4枚。どんな環境だ。
かと思いきやこの4枚の中では《波動キャノン》の勝利はまず無いことが判明。
《魔妖仙獣 独眼群主》《フォトン・サンクチュアリ》にはダメージスピードで完敗、《一撃必殺!居合ドロー》に対しては4枚以上張らないプレイングでワンキルは阻止できるものの、以降互いにダメージを与えられなくなり、先攻のデッキ切れで後攻の必勝になります。
《一撃必殺!居合ドロー》も立場は危うく、《魔妖仙獣 独眼群主》に対しては、破壊して墓地へ送れないため完全に無力。勝てる相手と言っても4枚以上並べるプレイングミスをしでかした《波動キャノン》と、不用意に《ハイパー・スター》を並べた先攻の《フォトン・サンクチュアリ》くらいのもの。なので実質的に最上位は《魔妖仙獣 独眼群主》と《フォトン・サンクチュアリ》の2強状態に。
しかもこの2強、プレイングどうこう以前に後攻の必勝。
と、ここまでで第1回考察会はお開き。
かれこれ1時間以上余裕で続けていた狂気の沙汰でありました。
ふとくだらない一言から馬鹿げた環境考察、くっそ楽しかったです。
第2回考察会ねぇかな…てか北九州で実行してくれw